極餃子

 

 

 

 

まず大事なのは、ニラと皮。

ニラは多ければ多いほど良い。そして、皮はスーパーに売ってる市販のものの中で一番高いものを買おう、なぜなら美味いから。自分で作るのは、暇すぎて仕方ないときだけで良い、なぜなら意味がないから。

 

肉は『豚』と『合い挽き』で迷うかもしれない。『牛のみ』に関しては、牛のみだと微妙だから合い挽きが存在すると聞いているので、ナンセンスだと感じる。そして上の二択は好きな方で良い。そんな事まで聞くな。

 

キャベツはみじん切りにすると青臭さが増すが、気にすることはない。

 

ちなみに、具材を混ぜるときの『塩・こしょう』においては、少々ではなく”出来るだけ沢山”が正しい。なぜなら美味いから。

ていうか全ての料理に言えることだと思う、なぜなら美味いから。

 

 

次に、クラシルだとかデリッシュキッチンやらででレシピを調べて、焼くまではその通りに作ろう。ここまで書いておいて””こだわりレシピ””とか無いのかよって思ったキミへ。そんな事まで人に聞くな。ググれば出てくる事をヒトに聞くのはやめろ。だからお前は

 

 

 

さて、皮に包むときに思うことがあるだろう。

「これは、欲を如何にして仕舞っておくかが大事だ。」

 

具を取りすぎると、形が崩れる。具が飛びでたり、皮が破れたりする。

欲は、いつだって何かを破壊する。

まるで、人生だ。

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それは、君次第だ。

 

ちなみに👇くらいが一番キレイに包めます。

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欲を捨てろと言ってる訳ではない。より多くを得るための、下準備だ。

 

ということで火を通していこう。

ここで注意すべきは、蒸し焼き10分とか書いてるサイトは多いけども、実際は10分も必要ないということ。強火で焼いて、水を投入して中火(あるいは弱火)で蓋をする。ここから10分も蒸し焼きにする必要はない。

 

最近はやりの『香水』という楽曲で言う所の、サビ前までで十分だ。自分の性欲を、他人のせいにするな。瑛人に叱るようなキモチで焼いていこう。しかしアレだ、自分の欲ひとつに対して、あれだけ遠回りな言い訳を表現し、詩にしてしまうのも才能だ。俺が悪かった。今日は瑛人のために餃子を焼こう。叱るのではなく、包容力をもって。具材と一緒に包んであげよう。水に流さず、むしろ投入して焼いてしまってはいるが、瑛人なら許してくれると思う。

 

あとは火をとめて放置しよう。ついでに、一服しよう。

 一服している間に予熱で火が通る。

 

 

ここで焼き上がりを見て、キミはどう感じるだろうか。

先程まで「欲を捨てろ」だの何だの言っていたが、ある程度の形にさえなっていれば、ぶっちゃけ全部美味そうに仕上がってくれる。キミがどんな失敗をしでかそうとも、結局、成るように成る。落ち込む必要はない。

 

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人生は、どうとでもなる。

 

 

要点をまとめよう。

・人生に失敗は付き物だ

・しかし、気にする必要はない

・成るように成るのだから